みかん畑のみち
みかん畑のみち
県道改良にも生き残った大イチョウから鶴林寺までのへんろみちは、中腹までみかん畑が続いています。アカマツ林を過ぎると水の湧き出ている御水場に出ます。間もなく小さなスギの造林地を通り車道を横切ると、下には那賀川の流れが見えてきます。石畳のなだらかなへんろみちをゆくと、スギ林の中に第20番札所鶴林寺につきます。鶴林寺の横からスギ林を下ると再びみかん畑になり、那賀川の川沿いののどかなたたずまいの大井の集落へと出ます
みかん畑のみち(5.4km)
撮影ポイント
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。
近隣の観光SPOT
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生名
勝浦町は阿波みかんの発祥の地です。生名はその中心地であり沿線には山の上まで耕されたみかん畑が数多く見られます。また、勝浦川のアユは県下ではとくに有名で、シーズン中は多くの釣ファンでにぎわいます。清流により成長したアユの味は天下一品です。
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水呑大師(みずのみだいし)
弘法大師が杖でついて水が噴出したとの伝説の場所です。生名から鶴林寺へ登る参道の途中にあり、現在でも湧出していて涸れたことがありません。お遍路さんや山仕事の人々が休憩かたがたのどをうるおしています。
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鶴林寺(かくりんじ)
四国八十八か所霊場 第20番札所で標高500mの高みにあり、那賀川をはさんだ正面には太龍寺山が目前に見えます。ここには国指定の重要文化財の藤原期の作といわれる木造地蔵菩薩立像や重要美術品に指定されている絹本著色釈迦三尊像をはじめ、多くの文化財があります。
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鶴林寺の丁石
丁石とは、寺までの距離を示し、一丁(約110m)毎に建てられた道しるべの石柱のことです。南北朝時代に建立されたもので現在11基残っています。本県最古の丁石といわれ大変貴重なものです。
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鶴林寺三重塔
江戸時代末期に再建されたもので、各層はその様式が異なり、和様、唐様の手法が見られます。塔は江戸末期における代表的建築物であり、藩政時代に建って残っている県下唯一の三重塔です。
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大井休憩所
このコース最終地点の大井八幡神社境内に擬木造りの休憩所が設置されています。こんもりとした森の中で今日一日歩いたことを思いながら一休みするのに最適な場所です。