三間盆地2ヵ寺参りのみち
三間盆地2ヵ寺参りのみち
愛媛県内の四国のみち、3つ目のコース、“三間盆地2 ヵ寺参りのみちコース”はJR務田駅(むでんえき)前が起点です。のどかな田園風景が広がり、龍光寺から佛木寺へ行く途中には、庄屋 太宰遊渕が4年もの歳月をかけてつくった中山池が目の前に広がります。また、佛木寺前附近の道には両脇に多くのコスモスが植えられ、秋にはコスモス街道になります。コスモス街道をぬけて約2km、勾配のきつい山道がつづきますが、のりこえたら終点の歯長峠に到着します。歯長峠は、法華津連峰の一画にあたり、宇和島市三間町と西予市宇和町を結ぶ交通の要です。昭和45年に県道三間線が開通するまでは旧へんろ道が唯一の道路だったと聞きます。ここからは足摺(あしずり)宇和海国立公園のリアス式海岸が一望できます。はるか鬼ヶ城連山(おにがじょうれんざん)も望めて、四季折々の変化のある景観が展開されるコースです。歯長峠の登り口はクヌギの自然林が僅かに残り、峠には桜の木も植えられています。秋の紅葉、みかんの色づく風景をお楽しみください。終点は、歯長峠のトンネルの手前にあり、そこから“法華津(ほけつ)湾展望回廊”、“宇和文化の里とへんろみち”の2コースに分かれています。“法華津湾展望回廊”は平成30年7月豪雨災害により、現在通行ができない状況です。
三間盆地2ヵ寺参りのみち(9.0km)
撮影ポイント
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。
近隣の観光SPOT
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龍光寺(りゅうこうじ)
龍光寺は、第41 番札所です。三間平野を見下ろす小高い丘にある寺で、土地の人から「お稲荷さん」と呼ばれています。土地の庄屋が川原でうたた寝している所を龍に襲われましたが腰の刀が自然に抜けて龍の目をくりぬいた、という伝説にちなむ龍の目が奉納されています。三間の農家の守り神です。大同2年(807年)、弘法大師がこの地を巡礼した時にお告げがあり、自ら尊像を刻み堂宇を立てて安置し稲荷山護国院龍光寺と名付けました。正面に稲荷神社があります。
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中山池
宇和島市三間町にはたくさんのため池がありますが、中山池は、第1の集水量を持つ池です。この地方の水利の便が悪いこと嘆き、庄屋の太宰遊淵(だざいゆうえん)が灌漑(かんがい)のため、ため池を築くこととしました。寛永四年(1627年)中山池の着工、寛永七年(1630年)竣工。現在でも100数ヘクタールの水田に水を送っています。毎年11月の第1日曜日に中山池の自然公園を中心にコスモス祭りが開催されます。池の周辺は自然とふれあえる公園としても整備されています。
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佛木寺(ぶつもくじ)
佛木寺は、第42 番札所です。弘法大師が開いた寺で、「お大日さん(おだいにちさん)」として親しまれています。今では農耕用の牛馬は少なくなりましたが、牛馬の守り仏として信仰されていました。旧暦6 月の丑の日には人間や牛馬の病気をうりへ封じて川へ流す「うり封じ」の供養が行われると聞きます。また境内には珍しい家畜慰霊塔などがあります。
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歯長峠休憩地
歯長峠にある休憩地です。林の中にひっそりと東屋とベンチがあります。休憩に最適です。
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歯長峠
標高490m。眼下に法華津湾が広がり、足摺宇和海国立公園のリアス式海岸が一望できます。春の新緑、秋の紅葉やみかんの色づく時期の風景がとても綺麗です。