横倉修験のみち
横倉修験のみち
越知町のコスモスの名所である宮の前公園の向かいにある、巨大な鳥居のある林道と県道の交差点を起点として林道を西へ進みます。アカガシの原生林や樹齢数百年の大杉群があり、世界的な植物学者である牧野富太郎博士の研究のフィールドでもあった横倉山を巡るコースとなっています。横倉山は高知県がかつて土佐国であった時代から、高知で唯一の修験道の霊場として神聖視されてきた土地です。沿線には安徳天皇が眠ると伝えられる安徳天皇陵墓参考地の鞠ケ奈呂陵墓や安徳天皇を祭神とする横倉宮など見所が多く、歴史を感じながら散策することができます。また、杉原神社の周辺は樹齢600年を超える杉の巨木が立ち並び、静謐を湛える神秘的な空気を肌で感じられます。
横倉修験のみち(10.8km)
撮影ポイント
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。
近隣の観光SPOT
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カブト嶽
山上三菜の一つ東の嶽で、山の尾根が馬の背のような断崖が続いており、ふもとから見た形がカブトに似ていることから名付けられたようです。
土佐の石山ともいうべき岩場は健脚向きでスリルに富み展望も大変すばらしく、石鎚の遥拝所が あって、昔は山伏修行の行場であったと言われています。 -
横倉宮
正治2年(1200年)23才で崩御された安徳天皇が祭神として祀られており、現在の社殿は明治30年頃改築されたものです。昔は例祭に「けまり」や「やぶさめ」「太刀踊り」などが行われていたそうです。
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安徳天皇御陵参考地
横倉宮の西北にあたる平坦地にあり、天皇潜幸中に従臣らと蹴鞠の遊びをされたところと伝えられ、(よって潮ヶ奈呂陵墓という。)正治2年に、23才でこの地に本葬されたと伝えられています。昭和元年参考地に指定され、県下唯一の宮内庁 所管地として陵墓守が置かれています。
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馬鹿だめし
横倉山の頂上中獄にあり、地表にあらわれた200mあまりの石灰岩塊は、目もくらむような断推絶美壁です。一般の人では容易にその突端には近づけず、危険を冒して先端に足を運ぶ者は馬鹿者の類とされ、馬鹿か否かを試す意味から馬鹿だめしと呼ぶようになりました。
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安徳水
平知盛他80余名が安徳天皇と共にこの地に住を構え都としたとき、供御水とされたことから名付けられました。昭和60年、全国名水百選に選ばれ、現在はハイカーらの飲み水として親しまれています。
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夫婦杉
杉原神社参道の石段を登ると中ほどにあり、両木が根元で合体しています。その契りも深く結ばれた姿は永遠の夫婦愛 を象徴しているようです。
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杉原神社
平家の守護神、熊野権現その他を祭り杉の巨木が多いところからこの名がつきました。近くに武家屋敷跡も見られます。
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織田公園休憩所
登山道(林道横倉長者線)沿いの7合目付近にあり、 眼下に清流仁淀川や越知町市街地、佐川町、北には四国山脈の山々が見えます。 公園内にはコスモスをはじめ四季折々の花木が植えられています。