愛媛県 四国のみちガイド

旧道三坂峠を下るみち

旧道三坂峠を下るみち

このコースは、標高720mの三坂峠から第46番札所浄瑠璃寺を経由し、第47番札所八坂寺を目指す9.5kmのコースです。昔、松山から高知への最大の難所とされた三坂峠から約2kmの山道には当時の名残があり、タイムスリップすることができます。

旧道三坂峠を下るみち(9.5km)

※下記表はスクロールしてご覧ください。

撮影ポイント

網掛け石[解説板]

認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。

近隣の観光SPOT

  • 1
    起点 国道33号との交差点

    このコースは、標高720mの三坂峠から少し高知側の、久万高原町と松山市の境に近い大きなカーブの標識がある国道33号との交差点が起点となります。

  • 2
    三坂峠からの眺め(みさかとうげからのながめ)

    遠くに松山市街が見えました。その先には、瀬戸内海の島々を見ることができます。

  • 3
    久万街道(くまかいどう)

    この道は、明治25年(1892)、旧国道33号が開通するまで、松山と上浮穴郡、高知を結ぶ重要な街道で、生活に欠くことができない道であり、第45番札所岩屋寺、第46番札所浄瑠璃寺を打ち終えたお遍路さんが、次の札所へと向かった道でもあります。昔は高知への最大の難所であり、今も当時の名残をとどめています。落石や落葉に気を付けて下りましょう。

  • 4
    桜休憩地(一ノ王子社跡休憩地)(さくらきゅうけいち(いちのおうじしゃあときゅうけいち))

    桜休憩地に着きました。東屋がありますので、ちょっと休憩しましょう。ここには昔、一ノ王子社があったといわれています。

  • 5
    杉林のトンネル(すぎばやしのとんねる)

    まっすぐに伸びた杉林の中の道は、まるでトンネルの中を進んでいるかのよう。時おり、木洩れ日が差し込み、幻想的な風景に包まれます。

  • 6
    旧遍路宿 坂本屋(きゅうへんろやど さかもとや)

    坂本屋は、明治末期から大正初期に建てられた遍路宿で、街道の難所「三坂峠」の麓にあり、昭和初期まで休息・宿泊の場として賑わいをみせていたそうです。平成16年(2004)に接待所として修復され、きれいになったトイレがありますので、利用させていただきましょう。

  • 7
    網掛け石(あみかけいし)

    昔、弘法大師が大きな石を網に入れて、オウク(担ぎ棒)で担いでいたところ、オウクが折れ、落ちた所をオオクボ(松山市久谷町大久保)というようになりました。この石がその一つで、表面に無数の網目がついているところから、「網掛け石」といわれています。

  • 8
    第46番札所浄瑠璃寺(だい46ばんふだしょ じょうるりじ)

    浄瑠璃寺の境内中央には、樹齢1000年ともいわれるイブキビャクシンがそびえたち、美しい緑の木々をはじめ、春には牡丹、夏には蓮の花など、季節によってさまざまな植物を楽しむことができます。参道には、お釈迦様の手「仏手石」や足「仏足石」があり、知恵や技能、交通安全などに御利益があるとされています。なお、「浄瑠璃寺境内」は、国史跡「伊予遍路道」に指定される予定です。(令和4年(2022)12月16日、文化審議会答申)

  • 9
    第47番札所八坂寺(だい47ばんふだしょ やさかじ)

    今から1300年ほど前、8ヶ所の坂道を切り開いて創建したことから八坂寺と名付けられました。本尊の木造阿弥陀如来坐像は、比叡山の名僧である源信の作といわれており、50年に一度(次回開帳は2034年)しか開帳されない秘仏です。境内にある閻魔堂(えんまどう)の両脇には、「極楽の途」と「地獄の途」があり、地獄から入って極楽から出ると、極楽浄土へ行けるといわれています。

四国のみち踏破記念制度

県内コースの踏破
この制度は、一つの県の四国のみち全コースを踏破した方に認定証を交付するものです。
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイント(撮影ポイント マーク)で申請者自身を入れた写真を撮影し、全コースの写真が揃ったら、それぞれの写真にコースの感想など簡単なメモを付けて住所、氏名、年齢、各コースの撮影年月日を明記のうえ、そのコースがある県の担当課に提出してください。
審査のうえ、県内コースの踏破認定証を交付します。
四国全コースの踏破
四県の全コースを踏破した方は、四県分の認定証をいずれかの県に提出してください。
審査の上、四国全コースの踏破認定証を交付します。

各県担当課へのお問い合わせはこちら ▶ 愛媛県 / 香川県 / 徳島県 / 高知県