大麻山探勝のみち
大麻山探勝のみち
大麻町板東は大麻山をご神体とする大麻比古神社、四国八十八ヶ所第1番札所・霊山寺の門前町。大麻比古神社周辺では2月の梅、4月の桜などが楽しめる。山頂への道は弥山神社と書かれた「一の鳥居」から。稜線を階段状につけられた参道を展望台へ。山頂付近は昼も暗い自然林であり、野鳥も多い。山頂には大麻比古神社の奥宮・峯神社がある。見晴らしは自然林に入る直前が良く、眼下に開ける徳島平野、さらに背後の四国山地の山並みが一望できる。コースは参道途中の分岐から稜線を通って卯辰峠へ。この道中には3箇所休憩所があり、そこからの展望もすばらしい。帰路卯辰峠からは谷筋を下山。動物相も豊富で、目を楽しませてくれる。
大麻山探勝のみち(10.2km)
撮影ポイント
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。
近隣の観光SPOT
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霊山寺
四国八十八ヶ所霊場、第1番札所である。天平年間(729-748)聖武天皇の勅願によって、行基菩薩開基したと伝えられている。のちの弘仁6年(815)に弘法大師が留まり、21日間修法されて釈迦如来を刻んで本尊とし、八十八ヶ所の第1番札所として定めたと言われている。度々の火災にあったが、その後再建され、現在は本堂、大師堂、多宝塔、十三仏堂、仁王間等が残っている。
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大麻比古神社
天日鷲命の御子、大麻比古命を祀り、神殿に猿田彦命を配祀している。阿波国式内三大社の一つで、古くから武門武将の尊信が厚く、移転、旅行の神としての信仰がある。現在まで阿波一の宮といわれ、正月には初参りの人たちでにぎわう。
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ドイツ橋
第一次世界大戦の際、中国の青島で俘虜となったドイツ兵953人が大正6年から9年までの間、大麻町桧の板東俘虜収容所に収容されていた。この間、地元住民との間に"国境を越えた人間愛と友情"がめばえ、高い水準のドイツ文化が伝えられ、バターやチーズの製法、博覧会の開催、楽団による演奏会等、地元の発展に大きく貢献した。帰国を前に記念として母国の土木技術を活かし、近くで採れる和泉砂岩を使ってドイツ橋が造られた。
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ドイツ館
第一次世界大戦中のドイツ兵俘虜と地域の人々との交流を記念して昭和47年に旧ドイツ館が建設された。これが縁でドイツのリューネブルクと姉妹都市となり、平成5年に新設されたドイツ館は、国際交流の基盤となる施設となっている。