白砂と海亀のみち
白砂と海亀のみち
軒のよりあう港町の露地を過ぎ、足摺展望台に出るとクロマツとどこまでも青い太平洋がひときわ光って見える。由岐のシンボル田井ノ浜は素足で歩いてみたくなるような白砂が続く。沖の篦野島(ぬのしま)や小さな岩礁では磯釣りに興じる人たちが見える。満石神社から小さな漁港木岐の町を経て白浜に出る。田井ノ浜や白浜は夏は海水浴場で賑わう。山座峠から下り、農道を通り小さな漁村に出る。そこからウバメガシの樹林を抜けると阿瀬比ノ鼻灯台に着き樹間から日和佐の町が望める。恵比寿浜から恵比寿洞を通るとアカウミガメの上陸産卵地として知られる大浜海岸が広がり日和佐の町に着く。
白砂と海亀のみち(16.3Km)
撮影ポイント
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。
近隣の観光SPOT
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田井ノ浜
ハマボウ、ハマゴウ、シオギクなどの可憐な浜辺の花が季節の訪れを告げ、7月上旬には海水浴場開き。浜は大勢の海水浴客でにぎわう。白浜の砂、遠浅の海、西日本屈指の水質を誇る。砂浜にも海にも季節毎に顔があり、年間を通して多くの人が訪れる。
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恵比寿洞
日和佐周辺の海岸は、打ち寄せる太平洋の荒波に浸食されて、至る所に大小の海蝕洞が見られる。中でもこの恵比寿洞は標高52mの岩山に幅32m、高さ31mの半円状に貫通している。荒波が押し寄せると洞穴の中で轟音を発し海水が噴水するさまは実に壮観。山上には展望台があり、夫婦和合の紙として恵比寿洞神社が祀られている。
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大浜海岸と日和佐のウミガメ
県南の海岸にはリアス式の沈降性海岸が多く、大浜海岸もその1つ。
背後には樹齢を重ねた松林があり、幅約40m、全長約500mに及ぶ白砂が弓なりに開いている。
古くからウミガメの産卵地として知られており、「大浜海岸のウミガメ産卵地」は国指定の天然記念物。ここに上陸するのはアカウミガメで、大きな物では甲羅の長さ約1m、体重は100kgほどになる。5月上旬ごろになると海岸に訪れ始め、8月も終わりになると姿を見せなくなる。 -
日和佐ウミガメ博物館カレッタ
亀の起源、亀の進化、現存する世界のウミガメ、アカウミガメの産卵行動など、楽しみながらウミガメについて学習できる展示と飼育を併用した博物館。
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薬王寺
薬王寺は厄除けの寺、四国霊場23番札所として有名である。弘仁6年(815年)、平城天皇より弘法大師に内勅があり、厄除けのため薬師如来を本尊として開基したとされる。境内の参道には厄坂3箇所があり、その石段の下には薬師本願経の1字を1石にしるしして埋められている。厄除けはこの石段毎に賽銭を備えて厄払いを祈願すると言われている。