宇和盆地四季のみち
宇和盆地四季のみち
このコースは、JR予讃線上宇和駅を起点に、愛媛県内を代表する肱川の源流に向かい、大洲市境の鳥坂峠を越える10.3kmです。県内有数の穀倉地帯である宇和盆地の田んぼの特徴的な風景を見ながら、北に向かって進みます。ここは、春夏秋冬、様々な表情が歩くことを一層楽しくさせてくれます。なお、このコースのうち、「鳥坂峠越」と呼ばれる区間(西予市側延べ約1.5km、大洲市側延べ約2.3km)については、当時の道の状態を比較的良好にとどめていることなどが評価され、国指定史跡「伊予遍路道大寶寺道」に指定されています。鳥坂峠越には、この古道と国道を通るルートがありますが、国道を通る場合、十分にご注意下さい。
宇和盆地四季のみち(10.3km)
撮影ポイント
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。
近隣の観光SPOT
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起点 上宇和駅
ここが出発の拠点になります。国道56号や肱川と並行して北に進み、鳥坂峠を目指します。上宇和駅の隣駅である卯之町駅には1時間に1本程度、特急列車も止まることから、JRを使ってアクセスすることもできます。
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カントリーエレベーター
米どころであり、県内有数の穀倉地帯である宇和盆地を代表する建物です。しばらくはカントリーエレベーターを見ながらのどかな田園風景の中を進みます。春にはレンゲのじゅうたんが、夏には稲穂が広がっています。
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関地池
こちらは四国のみちから少しはずれますが、関地池は100万トンの水量を誇る周囲約2.4kmのため池です。寛永21年(1644)に造成され、昭和37年(1962)に現在の規模に拡張されました。春には、池の周りに約500本の桜が咲き誇り、4月には桜まつりも開かれます。
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お遍路さん休憩所
ここには東屋があります。これから大洲方面には、鳥坂峠を越える山道コースと国道56号鳥坂隧道を歩くコースの2種類があります。全長1,117mのトンネルを通れば距離も短く30分ほど早く着きますが、トンネル内には歩道がなく、かなりスピードを出した車が多く往来していますので、トンネル内を通る際は灯具を用意するなど、十分にご注意ください。
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大洲藩鳥坂口留番所跡
ここは天保年間(1830~44)から明治初めまでの30年間、大洲藩鳥坂口留番所があった場所で、大洲藩が人物・物流の不当流出を防ぐため、宇和島街道の要衝であったこの地に鳥坂口留番所を建設しました。当時、旅人が鳥坂口留番所を通行する際には厳しい取り締まりを受けましたが、お遍路さんについては、比較的楽に通行できたそうです。
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鳥坂峠
鳥坂峠は、西予市と大洲市の市境にある標高470mの峠で、大洲藩鳥坂口留番所跡との標高差は約200mです。ここは遍路道(四国のみち)であるとともに、宇和島藩と大洲藩を結ぶ主要道としての役割を担ったほか、宇和島藩主が参勤交代で通行した交通の要所です。峠には3体の石仏があります。中央の石仏には、「天下泰平国土安全 普賢延命寺像」と刻まれています。
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日天社
鳥坂峠を越え、植林された杉林を下ると、木立の中に壊れかけた社が見えてきます。これが日天社です。社には自然石で囲われた小さな祠があり、日天月天様(にってんがってんさま)が祀られています。昔の人は太陽と月をこの世で一番尊いものとして崇拝したそうです。
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終点 鳥坂トンネルバス停
峠を越えて国道56号まで下りてきました。鳥坂隧道の大洲側入口が見えます。逆方向から進む場合はこの案内板が目印になります。ここからはしばらく国道を進んで下さい。