愛媛県 四国のみちガイド

久万郷の峠を越えるへんろみち

久万郷の峠を越えるへんろみち

このコースは距離が短いものの、第45番札所岩屋寺から第46番札所浄瑠璃寺に向かう途中にある千本峠を超え、現在、通行止めとなっている場所を迂回して一度下ってから登るため、歩きごたえがあります。日本人の多くは一度、大宝寺に戻ってから浄瑠璃寺を目指しますが、浄瑠璃寺に向かう最短コースであるとともに昔の風情が残っているため、外国人には人気が高いコースです。高野休憩地に隣接する民宿高野展望台や千本高原キャンプ場からは、満点の星空や雲海など、久万高原町の町並みを見ることができます。

久万郷の峠を越えるへんろみち(4.9km)

※下記表はスクロールしてご覧ください。

撮影ポイント

高野休憩地

認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。

近隣の観光SPOT

  • 1
    河合休憩地

    県道12号から少し下ったところに河合休憩地があります。この付近には、1900年頃、15軒のへんろ宿が建ち並び、ピーク時には一晩300人の泊り客の接待に忙しく賑わったそうです。今ではその当時の面影はありませんが、地元の方々によって、きれいに管理された公衆便所があります。これから山道を進みますので、必ず利用しましょう。

  • 2
    千本高原キャンプ場

    千本高原キャンプ場は、さわやかな高原の風を感じられる人気スポットです。炊事棟やトイレも完備しており、デイキャンプをはじめ、テント泊、車中泊を格安で楽しむことができます。キャンプ用品はレンタルできますので、手ぶらでもキャンプを楽しめます。遠くに四国山脈を眺めることができ、夜にはきれいな星空が、夜明け前には霧がかかった幻想的な景色が見えることもあります。

  • 3
    千本峠付近の山道

    千本峠に向かう山道は、木立の隙間から光が差し込む、幻想的な雰囲気を醸し出しています。千本峠付近は、地質が脆弱で過去に何度も土砂崩れが起こっているため、現在、通行止めとなっているところがあります。道に迷いやすいので、へんろみちの矢印もしくは四国のみちの指導標に従って進んでください。

  • 4
    高野休憩地

    頂上付近の高野休憩地には、公衆便所、東屋があります。

  • 5
    民宿 高野展望台

    高野休憩地に隣接して民宿「高野展望台」があり、宿泊することもできます。ここは、満点の星空や雲海の他、イチョウの森で有名で、展望台から見下ろす久万高原町の町並みはすばらしい景色です。

  • 6
    公衆便所

    久万川の橋の手前に、きれいに管理された公衆便所があります。三坂峠に向かう前に必ず利用しましょう。

  • 7
    史跡仰西渠

    終点付近に「仰西渠之碑」と刻まれた石碑があります。この仰西渠(こうさいきょ)は県指定史跡で、久万高原町を流れる久万川の上流の水不足を解消するために作られた江戸時代の用水路のことです。江戸時代中期の商人、山之内仰西(やまのうちこうさい)が私財をなげうって硬い岩をくりぬき、用水路をつくりました。山之内仰西の偉業を伝えるこの場所は公園として整備されており、春には桜の名所として親しまれています。

  • 8
    終点 仰西バス停

    国道33号に着きました。ここから北上し、三坂峠を目指しましょう。

四国のみち踏破記念制度

県内コースの踏破
この制度は、一つの県の四国のみち全コースを踏破した方に認定証を交付するものです。
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイント(撮影ポイント マーク)で申請者自身を入れた写真を撮影し、全コースの写真が揃ったら、それぞれの写真にコースの感想など簡単なメモを付けて住所、氏名、年齢、各コースの撮影年月日を明記のうえ、そのコースがある県の担当課に提出してください。
審査のうえ、県内コースの踏破認定証を交付します。
四国全コースの踏破
四県の全コースを踏破した方は、四県分の認定証をいずれかの県に提出してください。
審査の上、四国全コースの踏破認定証を交付します。

各県担当課へのお問い合わせはこちら ▶ 愛媛県 / 香川県 / 徳島県 / 高知県