岩佐関所のみち
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岩佐関所のみち
参勤交代道であった野根山街道の東半分のコースで、東洋町から北川村に続く、16.8kmの山岳コースは、高知県最難関コースのひとつです。江戸末期造林の見事な杉並木が残っており、歴史と自然のパワーが背中を押してくれます。しかし、終点の岩佐関所跡まで終わり無く続く登り道は、歩く人の体力を奪います。次のコースである、「宿屋杉のみち」の無線中継所まで途中離脱ができないため、入念な準備計画を立てることをオススメします。健脚の方は是非チャレンジしてみてください。
岩佐関所のみち(16.8km)
撮影ポイント
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。
近隣の観光SPOT
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1二本松
野根は、野根山街道の東登り口にある宿場であり、この二本松は一里塚の目印として植えられたもののひとつだったが、惜しくも片方が枯れてしまっている。
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2四郎ヶ野峠
四郎ヶ野峠は野根側の登山口で、国道493号と交差している。ちなみに、読み方は、「しろうがやとうげ」ではなく「しろがねとうげ」である。
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3花折峠
江戸時代後期までは、ここから別役を経て野根へ至る旧道があったが、「五代の崩え」等による崩壊で現在の道になった。名前の由来は、参勤交代の途中に殿様がかごから花を折ることができるほど急な坂であったと言われている。
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4地藏峠(じぞうとうげ)
かつてこの峠付近には天然の大杉が生い茂り、その数は何千本とあり、千本峠とも呼ばれていたが、天保3年(1832年)に地藏が祀られてからは、千本峠の名が消え地藏峠と呼ばれるようになった。
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5岩佐関所跡
かつての岩佐村で、関所のあったところである。上段に御殿跡、後方に関主木下家の墓所がある。下段には番士の屋敷跡、谷間には土御門上皇ゆかりの「岩佐の清水」が湧いている。