高知県 四国のみちガイド

宿屋杉のみち

宿屋杉のみち

参勤交代道であった野根山街道の西半分のコースで、北川村から奈半利町に続く、18.8kmの山岳コースは、「岩佐関所のみち」と対をなす、高知県最難関コースのひとつです。岩佐関所を越え登り道を進んで行くと街道最高峰である装束峠(1,082m)の展望台があり、山々を眺望することができます。2㎞程進むと、旅人が一夜をしのいだという宿屋杉に到着します。木の根本の空洞は寝泊りできるほど大きく、足を踏み入れると当時の情景が浮かび上がってきます。宿屋杉に別れを告げると、そこから奈半利の町まで一気に下っていきます。道中には朝休み場やお茶屋場跡などがあり、参勤交代当時の面影を留めた、全国的にも珍しい自然歩道です。

宿屋杉のみち(18.8km)

※下記表はスクロールしてご覧ください。

撮影ポイント

「宿屋杉休憩所」の地名板

認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。

近隣の観光SPOT

  • 1
    加奈木の崩え(かなぎのつえ)

    この崩え(つえ)は、江戸中期宝永地震によると言われている。大正6年(1917年)に治山工事が始まって以来、砂防えん堤73、工事費2億5千万円をつぎ込んで昭和39年(1964年)に完成した。

  • 2
    装束峠(しょうぞくとうげ)

    装束山は街道中の最高峰(1,082m)で、頂上には展望台を設けている。この名の由来は、殿様が参勤交代の帰りに旅の装束を替えられたことによるといい、ひとつには、山越えで嫁入りする花嫁がここで婚礼衣装に着替えたことによるとも言われている。

  • 3
    熊笹峠(くまざさとうげ)

    熊笹の美しい熊笹峠からは展望が良く、芸東方面を望むことができ、天候が良ければ太平洋が見える。

  • 4
    宿屋杉

    惜しくも室戸台風(昭和9年)で倒壊したが、かつては胸高周囲16.6m、高さ32m、樹齢1,000年以上と言われ、今でも根本の空洞は寝泊りできるほど大きい。

  • 5
    送り番所跡

    奈半利町にあった「送り番所」には、番屋と馬屋が設けられ、国中に急用ができると笹飛脚(書状を結んだ笹の葉が枯れないうちに走る特急便)が冬でもふんどし一丁で走ったと言われる。中には峻険野根山街道35㎞を、3時間で走り抜けた笹飛脚がいたと言われている。

四国のみち踏破記念制度

県内コースの踏破
この制度は、一つの県の四国のみち全コースを踏破した方に認定証を交付するものです。
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイント(撮影ポイント マーク)で申請者自身を入れた写真を撮影し、全コースの写真が揃ったら、それぞれの写真にコースの感想など簡単なメモを付けて住所、氏名、年齢、各コースの撮影年月日を明記のうえ、そのコースがある県の担当課に提出してください。
審査のうえ、県内コースの踏破認定証を交付します。
四国全コースの踏破
四県の全コースを踏破した方は、四県分の認定証をいずれかの県に提出してください。
審査の上、四国全コースの踏破認定証を交付します。

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