阿部由岐潮騒のみち
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阿部由岐潮騒のみち(あぶゆきしおさいのみち)
美波町阿部の町から車道をしばらく進むと、『鹿の首岬』の看板が見えてくる。絶好の磯釣り場として知られる岬には木々が生い茂り、崖のすそを洗う白波の爽快な景色が広がる。曲がりくねった車道を進むと、やがて『潮吹展望台』にたどり着く。東屋のついた休憩所があり、海を見ながらゆったりと休憩することができる。平坦だが車道が長く続くため、こまめに足を休ませるのがおすすめ。車道の脇から山道に入り、しばらく道を下る。山を抜けると小さな漁村が現れ、活気のある由岐港に到着。住宅地を通り抜け、車道を進むとゴールの由岐駅はすぐそこだ。
阿部由岐潮騒のみち(11.1km)
撮影ポイント
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。
近隣の観光SPOT
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1鹿の首岬
太平洋に突き出た風光明媚な岬で、半島をめぐる岩礁地帯は絶好の磯釣り場となっており、岬に茂る木々の緑と、黒潮の白浪が見事に調和して、変化に富んだ景観を展開している。岬の先端には、阿波の信号所ともいうべき「のろし場跡」がある。昔の最も早い通信手段として日和佐の阿瀬比、鹿の首、伊島、大神子とのろしが上がり、大神子からは早馬が徳島城へ走った。
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2潮吹岩
志和岐の潮吹休憩所の眼下にあり、二つの奇岩からなっている。その岩の一つは陸地と続き、もう一つは、少し隔てて海中にある。その中に直径約7m、長さ約110mの洞窟が南北に貫通しており、漁船がその中を通行できる。陸地にも続いている岩を岡の息引(イビキ)、海の岩を沖の息引と呼ばれている。満潮時は海水を呑み、落雷のような音響で海水を約30m余りも吹き上げ、その時虹ができ、非常に壮観である。
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3海と山の眺め
木々のすき間からは海が見え、土を踏みしめる足音に加えて、遠くの波の音も聞こえてくる。潮騒を心地よく感じながら気持ちよく歩こう。ベンチに座って、海を見ながら休憩もできる。
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4由岐漁港
美波町伊座利、阿部の漁港は、今もなお海女と「いただきさん」(魚の行商)のふるさととして親しまれている。小舟を操って磯漁業や海女によるアワビや海藻類の採取と行商によって生活を支えてきた。