愛媛県 四国のみちガイド

旧宿毛街道のみち

旧宿毛街道のみち

四国のみちを時計回りに数えると、愛媛県内の最初のコースになります。高知県との県境にある松尾峠休憩所が起点。両県をまたいだ松尾峠を越える約5kmの山道は、売店がないので飲み物や食べ物等を持参していくことをお勧めします。松尾峠休憩所を出発後、一本松の市街地をとおり、札掛け篠山神社、観自在寺(第40番札所)を横目に、終点の南レク御荘公園を目指します。旅人やお遍路さんが国境(県境)、松尾峠を越えて行くこのみちは、昭和初期まで宿毛街道と呼ばれていた陸の幹線道でした。昭和4年(1929年)に旧宿毛トンネルが完成し、さらに同10年一本松~宿毛間の道路が開通し、人の流れが変わっていったそうです。松尾峠からの展望、林の中にある休憩所がこのコース一番の見所です。松尾峠からの山道には、ツツジ、桜が多く育ち、春先には美しい花を見ることができます。札掛けのあたりからの県道脇は秋の紅葉が美しいといいます。平地に入り、僧都川の土手からの展望と河口に近づくに従い川幅が広くなり川と海の区別がつかない景観になります。例年、秋に開催される“トレッキング・ザ・空海あいなん”の開催箇所の1つで、そのイベントに参加するのも良いでしょう。たくさんの参加者であふれた人気のイベントです。また、多くのお接待を体感できるでしょう。

旧宿毛街道のみちコース(17.6km)

※下記表はスクロールしてご覧ください。

撮影ポイント

松尾峠休憩所[案内板]

認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイントで申請者自身を入れた写真を撮影してください。

近隣の観光SPOT

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    松尾峠休憩所

    伊予から土佐へ。旧宿毛(すくも)街道はかつて宿毛市から宇和島へ至る陸の幹線道でした。1 日に200人、多い時は300人も往来したといわれ、高知県宿毛市小深浦から3.0km、愛媛県側の登り口より1.7km、峠に建つ石標をみつけた当時の旅人は安堵感をおぼえたことでしょう。峠から見える宿毛湾の美しさと、林の中の木漏れ日あふれる休憩所は、是非行きたいところです。ここから高知県側、西へ100m行った純友城跡(すみともじょうし)からの展望も名所です。松尾峠への山道に咲き乱れる花々も美しく、ハイキングコースとしても最適です。

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    札掛け篠山神社

    左へ行けば篠往還(ささおうかん)、右は宿毛街道。その分岐点にあるのが篠山神社こと札掛けです。札掛けは四国40番霊場観自在寺(かんじざいじ)の奥の院篠山(ささやま)観世音寺(かんぜおんじ)の前札所であり、篠山権現(ささやまごんげん)の一の鳥居がありました。そのため四国霊場を巡拝する者は、ここへお参りするならわしがあったと言います。信仰の要所であり、その昔一日100人以上の参拝客で賑わったと聞きます。

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    観自在寺(かんじざいじ)

    観自在寺は、第40番札所で伊予路の最初の札所です。素朴な山門を前にすると南予のトッポ話のココロが理解できるような気がします。境内では、そのトッポ話や伝説に登場する「勅使(ちょくし)井戸」「俳句碑」などに遭遇出来ます。年4 回の縁日には露店が立ち並び昔の門前町さながらのにぎわいをみせるといいます。観自在寺は長い旅の、ひと息つける安楽の場です。また、観自在寺は平城天皇の勅願により弘法大師が開創した所です。

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    南レク御荘公園

    南レク御荘公園には、多目的広場、南レクジャンボプール、テニスコートがあります。中でも南レクジャンボプールは、四国最大級の規模を誇るレジャープールで、50mのスライダープールや流水プール、海のように波が打ち寄せる造波プールなど、趣向を凝らしたプールが揃っています。例年、夏休み期間(7月から8月)に営業をしており、大勢の利用者でにぎわっています。

四国のみち踏破記念制度

県内コースの踏破
この制度は、一つの県の四国のみち全コースを踏破した方に認定証を交付するものです。
認定証を希望する方は、各コースの定められた撮影ポイント(撮影ポイント マーク)で申請者自身を入れた写真を撮影し、全コースの写真が揃ったら、それぞれの写真にコースの感想など簡単なメモを付けて住所、氏名、年齢、各コースの撮影年月日を明記のうえ、そのコースがある県の担当課に提出してください。
審査のうえ、県内コースの踏破認定証を交付します。
四国全コースの踏破
四県の全コースを踏破した方は、四県分の認定証をいずれかの県に提出してください。
審査の上、四国全コースの踏破認定証を交付します。

各県担当課へのお問い合わせはこちら ▶ 愛媛県 / 香川県 / 徳島県 / 高知県